日本と海外の先生に「理解力が高い」と言われました。「語りかけ育児」を0歳~2歳まで行った、詳しい結果まとめ。

この記事はこんな方にお勧めです。
・語りかけ育児を行った効果を、できる限り詳しく知りたい

せとかママ

もうすぐ3歳の息子がいるママです。息子が0歳10ヶ月の頃から2歳6ヵ月まで語りかけ育児をしていました。

語りかけ育児を行っていた期間は約1年と7ヵ月です。

「語りかけ育児」を始める上で外せないのが、イギリス政府が承認しているサリーウォード著の「語りかけ育児」↓です。

語りかけ育児の本は本屋でも良く見かけますが、これに比べると、あまりにも内容が薄いと感じます。

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先生に褒められたエピソード2つ

せとかママ

息子は一人っ子ですし、私は子供と関わる仕事をしてないので、私の主観で「息子は賢いわー」と思っても主観でしかありませんよね。

そこで、保育園と幼稚園の先生に褒められたエピソードを話したいと思います。(私は親バカなので、先生の言葉はお世辞ではなく褒め言葉として受け取っています。)

  • 日本の保育園(1歳7ヶ月の時)

これは、ここで詳しく書いています。

簡単に言うと、保育園に通っていたときに先生から↓を褒めてもらえました。

息子は発語が遅く喋れていないにも関わらず、大人の発言をほぼ理解している。保育園にいる人の名前をわかっている。

せとかママ

我が家にはTVがないですし、大人の長い会話を理解できるのは、どう考えても語りかけ育児の効果だと思います。
  • 【追記】海外の幼稚園(4歳半の時)

息子が4歳の1年間、デンマークに住んでいて、インターの幼稚園に通いました。(息子は、英語の聞き取りがだいたいできた)

半年ほど通った時に個人面談があり、その時にこんな感じのことを言ってもらえました。

先生が英語で何か話した時、その内容を頭で噛み砕いてちゃんと理解している。英語の覚え方もわかっていて、この先伸びると思う。

せとかママ

英語覚え方と言うのは、私が家で教えていた「フォニックス」のことです。

もちろん、語りかけ育児をしていない家庭の子で、とびきり賢い子も知っています。ただ、息子にはこの方法があっていた、と4歳になった今でも思っています。

語りかけ育児を始めてから、息子ができたこと・できないこと

せとかママ

始めたころは息子の発語や理解力は「標準以下」と感じていましたが、徐々に理解力が「標準以上」になっていったと実感しました。

ちなみに語りかけ育児に加えて、絵本も毎日読んでいます。

では、詳しく見てみましょう。( 「男の子」という視点で見て頂ければと思います。)

1歳0ヶ月

【できること 】
・自分の名前がわかる
・「だめ」というとやっていることをやめる
・大人が指すほうを見る
・親が自分のしたことを喜んでいるか怒っているかわかる
・よく知っているものが描かれている絵本を見るのが好き
・「ちょうだい」などの注文がわかる
・一人で立っていられる
・物が隠れて見えなくなっても、それが存在し続けていることがわかる
・人や人物の名前を聞くとあたりを探すように見回す
【できないこと 】
・音楽に合わせて歌おうとする
・首をふって「いや」を表す
・「いないいないばぁ」を楽しむ
・喃語による長いおしゃべりをする
・1語~3語を話す
・指差しができる

せとかママ

初めて3ヵ月はまだまだ他の子と変わらない感じで、できないことが多いように感じました。

1歳1ヶ月

前回との差分を書いています。

【できること】
・ 音楽に合わせて歌おうとする
・ 首をふって「いや」を表す
・ 指差しができる
【できないこと】
・「いないいないばぁ」を楽しむ (全然楽しくなさそう)
・ 喃語による長いおしゃべりをする
・ 1語~3語を話す

せとかママ

できなかった指さしができるようになりました。

息子はできないことが多く、ママ友から「~ができるようになった!」「~ってしゃべった!」という話を聞いては「うちはまだだな~」とやきもきしていた時期がありました。

でもこの頃になると、子供によって成長速度は本当にばらばらで、それは個性だと思えるようになり全く気にならなくなりました。

1歳2ヵ月

せとかママ

この頃には「息子は理解するペースが比較的ゆっくりだ」ということがわかってきました。
【できること】
喃語による長いおしゃべりをする
・ 絵本を見るのを楽しむ(噛んだり破ったりしなくなる)
・ 身振り手振りで、してほしいことや欲しい物をわからせようとする
・ 「○○はどこ?」などの問いかけると○○がある方向を見る
・ 物や動きだけではなく「上に」「中に」などの意味もわかる
・ 大人が遠いところを指差ししても、その場所を見ることができる
・ 単語だけではなく文がわかり始める
・ 物を指差すのと大人を見るタイミングが同時(1歳の時点では、指差ししてから大人を見る。1歳4ヶ月では指差しの前に大人の注意をひき付けられるか確認する)
【できないこと】
・ 1語~3語を話す(1歳3ヶ月の時点では6語~8語)
・ 箱を人形のベッドに見立てたり、積み木をサンドイッチのつもりで使ったりなどの見立て遊びをする

せとかママ

本には↓のようにありましたが、息子はまだ一語も話していない状態です。

1歳4ヶ月までに、赤ちゃんの多くは6語~7語を話し、喃語の中にも意味のある単語が混じります。

「語りかけ」育児

1歳5ヵ月

せとかママ

この頃から、発語は遅いけれど、理解力が高いと感じ始めました。

男児女児3~4人くらいで遊んだりした際、言葉は一番遅いようでした

【できること】
・「 ばぁば 」「ママ」という
・ 2つの内容を含む文(ex「コップは台所よ」や「くまさんをパパにあげてね」などの文)を理解できる
・ 2往復位のコミュニケーションが可能
・自分で椅子に座ることができる
・手を持ってあげると階段を上れる
・大人とやっていることををやってみてどんな気分がするか、他人と自分がどれほど違うか確かめる
・音がどの方角から聞こえてきても音源の場所を探せる
・おもちゃを本来の使い方ができる
・積み木が崩れないように器用に積む
【できないこと】
・ 発語数は6、7語 (こんなにしゃべれない)
・ 見立て遊びをする
・ 簡単なジグソーパズルをし始める
・物を合わせたり分類する

せとかママ

本には、1歳7か月ころには、10~50語を話すとかいてあって、無理無理!と驚いたことを覚えています。

言葉を理解していると感じたのは、「あ~掃除しなくちゃ~」と呟くと、棚に付けてあるクイックルワイパーを取ってきて掃除し始めたりしたときです。

1歳6ヵ月(保育園入園)

せとかママ

この頃から、少ないものの5種類ほどの言葉をぽつぽつと発し始めました。
【できること】
・簡単なジグソーパズルをし始める
ボーネルンドのファーストピックアップパズルができる
【できないこと】
・発語数10語以上
・2語文を言う
・見立て遊びをする

発語は少ないけれど、この頃とても驚いたことがありました。

棚の上の箱に入っていた玩具をいくつかとって息子に渡したんです。

で、その二週間後に「あ~そろそろ新しい玩具だすかな~」と完全な独り言をつぶやきました。

すると!

息子がダーーーーッとかけていって、玩具が入っている高い棚の上にある段ボールを「あっ!あっ!」といいながら指を指したんです。

「新しい玩具を出す」という意味を理解していたとわかり、かなり驚きました!

1歳7ヵ月(保育士さんに褒められる)

保育園に行き始めて1ヶ月が経ちました。

せとかママ

保育園の先生(1人)に「賢い」「すごい」と褒められるようになりました。

「(息子の名前)君は、大人が言うことをほとんど理解しているんです。

それに、園児(約20名)と先生(約10名)の全員の名前を覚えていて、誰かの名前を言うたびに指を指して「この人だよ!」と教えてくれるんですよ~!頭が良いですね!」

「動物のパズルもできて、その動物の名前もわかっているんですよ~!」
と、本当に驚いた、という表情で話してくれました^^

(それ以上のことができる子がたくさんいることは承知しています)

この時に、語りかけ育児によって会話全体の内容を理解できるようになっているんだ、と確信しました。
【できること】
・発語が10語以上(初めて、本に書いてある発語数よりも多い語数になりました)
・見立て遊びをする
【できないこと】
・2語文を言う
・物を合わせたり分類する

1歳10ヵ月(会社復帰)

せとかママ

3か月前から、会社に復帰し、時短だけれども「土日も出勤・帰宅21時」という状態が続き、息子と話すことがほぼなくなっていました。

恐らくそれが原因で、本に下記が書かれていましたがその気配は全くありません…。

2歳近くになると2語文、時には3語文を話す

「語りかけ」育児

ついに、息子大好きな私の姉に「この子発語遅いよね?ちゃんと自覚してる?」というような厳しめの事を言われてしまい、語りかけ育児を再開しました。

【できること】
・発語数は10語以上(息子は20語~30語くらい。)
・間違いもあるが、代名詞(それ、あれ)を使える
・物を合わせたり分類する
【できないこと】
・2語文を言う
・50語くらいを使える
・かなり長くこみいった文を理解する

せとかママ

絵本を読んだり、数字を読めるように教えるのを再開しました。

2歳2ヵ月(退社して子供と向き合う)

せとかママ

ついに上司に「徹夜をしろ」などと言われ始めたので、会社を辞めました…。

子供と向き合ってゆっくり過ごすことにしたのです。

【できること】
・今起きていることについて、独り言を言う
・2語文、3語文を言う
・「なぁに?」「どこ?」といった質問をする
・かなり長くこみいった文を理解する
・数字は2か3までくらいわかる(0~10まで教えているところです)
【できないこと】
・多ければ200語くらいを使える
・つま先立ちができる(やらせたことないのでやってみます)
・文章を正しく言えない(例→きいろ んーま(車) ない)

せとかママ

この頃は毎日「絵本を5冊ほど読む」「寝る前に一日の振り返りを言葉で言う」ことをしていました。

2歳3ヵ月

せとかママ

息子と向き合い始めて、本に書いてある「この月齢でできること」がほとんどできるようになりました。
【できること】
・文章を正しく言える(例→きいろい んーま(車)が ない)
・つま先立ちができる
・でんぐり返しができる
【できないこと】
・多ければ200語くらいを使える

せとかママ

語りかけ育児では、「命令はNG、提案はOK」となっています。これをちゃんと守るのが難しいなぁと思っていました。

2歳4ヵ月

せとかママ

本には「プラスチック製のはさみ」や「絵の具」で遊ばせると良いと書いてあるので、買いに行った記憶があります。
【できること】
・長い文章を言える(例  「さっき、あっちでパパと一緒に滑り台でぴゅーんてやったんだぁ~」 )
【できないこと】
・後ろ前になりがちだが、一人で着替えができる
・一人でトイレに行くことができる

せとかママ

2か月前のことを覚えている息子の記憶力に驚いたエピソードは↓です。

1月はじめ→埼玉県春日部市におむつOKの温泉プールに行った
3月はじめ「どこか行きたいところある?」
      息子「ぞうさん滑り台滑りに行く」
      「プールにあった滑り台のこと?」
      息子「うん!」

以前から言わないようにしていますが、子供の記憶力をなめて簡単な嘘をついたらどんどん信用を失うな、と感じました。笑

2歳6ヵ月

せとかママ

ひらがなを教え始めたのはこの時期です。
【できること】
・日本語と英語で1~10を言える。(言えるだけで物を数えることはできない)
・「だから」を使って因果関係を説明できる。
・絵本を暗唱するようになった。
【できないこと】
・多ければ200語くらいを使える(うーん、良くわかりません。)
・後ろ前になりがちだが、一人で着替えができる
・一人でトイレに行くことができる
・苗字と名前が言える。→苗字は言えない
・会話に仲間入りする

せとかママ

この頃、突然絵本を暗唱し始めました。とっても驚きました!!

今までと何が違ったかなと考えたら、↓が当てはまりました。

・絵本はいつも2週間で図書館に返却していたが、息子があまりにも気に入っていたので、今回は延長申請をして1ヵ月借りた。

・息子からリクエストがあれば3回連続でも同じ本を読んだ。

語りかけ育児は辞める?辞めない?

せとかママ

下記の理由で一旦辞めたんです。

「語りかけ育児」では絶対の禁止事項である「英語をBGMとして流す」ということを始めたため。

でも、息子はBGMに何かを流すのが嫌みたいで、BGMは辞めてずっと無音で過ごしています。(現在2歳10ヶ月)

今になって改めて、「語りかけ育児」によって息子は「標準以下」の状態から「解力が高い」と言われるようになりました。

4ヵ月中断してしまったけれど、推奨されている4歳まで、語りかけ育児を行おうと思います。

せとかママ

語りかけ育児に出会えて本当に良かったわ!!

語りかけ育児とは

せとかママ

語りかけ育児は、0歳~4歳の間に行うと良いと言われる育児法です。

「語りかけ育児」とは、1日30分間だけ、お母さんが静かな環境で赤ちゃんの興味に沿って遊んだり、語りかけることで子供の才能を最大限引き出し、コミュニケーション能力を育てる方法です。

「語りかけ」育児
語りかけ育児はイギリス政府が推奨している育児法なので、信頼度抜群です。

語りかけ育児実践ルール

せとかママ

やり方はとても簡単で、誰にでもできるわよ!

【語りかけ育児のやり方】
一日30分間、静寂の中で、ママが赤ちゃんの目線と同じ高さになります。

そして、赤ちゃんの動きや興味に合わせて物の名前やぴったりの音を言う。つまり、赤ちゃんが見ているものとママの言葉の内容を一致させるということです。

箇条書きにするとこうなります。

  • 周りの音をすべて切る(自分の声が子供に良く聞こえるようにする)
  • 子供の目線で、今起きていることを実況する。
  • 話し方に注意する(文法がわかるようにゆっくりと短い文章を話す)
  • 遊び方などに関して、自分の考えを押し付けない
  • 質問や指示をしない。(どのくらいわかっているか知りたくて質問は時々してまいます><)
  • 擬声語や擬音語を多用する。
  • TVを見せない(2週間に1回30分くらいどうしても見たがったら一緒に見ています…)
  • 提案はOK!命令・指示はNG

どれくらい忠実にルールを守ったか

せとかママ

だいたい、といったところかしらね。

我が家にはTVが無いので、基本的に静かです。

その中で、一緒に遊んだりお風呂に入った時に、息子が見えている世界を実況しました。

「指示をしない」というのは難しかったです。ジグソーパズルで遊ぶ時には、

せとかママ

ちょっとちがうでしょ、絵が合ってないよ。これはこうなのよ!

と言ったりしていしまいます。反省。

時間も適当で、お風呂入ると30分くらいたっているだろうと予想して計ったことはありませんでした。

私が使用した語りかけ育児の本

私は、イギリス政府が認めている「語りかけ育児」の著者であるサリー・ウォード著の本を購入しました。

この本には信じ難いほど詳しく、各月齢ごとの「遊び」「声掛け」「した方が良いこと」「してはいけないこと」「育児をする上で大切な事」が書かれています。

せとかママ

もうこの1冊があれば病気以外は何にも怖くない!

と言い切れてしまう、素晴らしい本です。

他にも日本の方が書いた「語りかけ育児」という本があると思いますが、これに勝るものはないと私は信じています。

【 電子書籍版】

せとかママ

この本が無かったら、息子の理解力はいまだに低かったに違いありません。

0歳~1歳までに開始するのがお勧めです

せとかママ

いつ頃までに語りかけ育児を開始すれば間に合うのかしら。

私のお勧めは、1歳代までに開始することです。

なぜなら、

あまりにも細かく月例ごとに「できること」「できないこと」がきちんと書かれているので、もし2歳くらいでこの本を見たとしたら

できないことが多い場合には挫折してしまうor嫌になってしまう可能性が高いからです。


もし私が息子が2歳くらいになって開始しようとしたら

せとかママ

え!?あれもこれもできないわ!書かれていること難しすぎなんじゃないの?やる気を失ったわ。

となると思います。

といっても、何歳から始めても効果がある育児法なので、強い意志を持てば3歳以降からでも遅くはありません!

せとかママ

語りかけ育児を始めようと思っている方は、まずサリー・ウォードの本を見てみてくださいね。

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